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日刊 帝国ニュース(NO.13868)に当社が掲載されました

  

TDB TEIKOKU NEWS daily
http://www.tdb-news.com/

「ええ、システムのことであれば何でも相談して大丈夫ですよ」 ━ こう自信たっぷりに語るのは、各種システム設計・開発を手がける(株)エルバーラ・スイス社長・後藤祥二氏だ。
思わず「何でもですか?」と聞き返してしまったが、「うちの営業はNOとは言いませんから」ときっぱり。

この自信の背景にあるのは、一風変わった当社の歴史だ。 元は旧・千代田火災の社内で、販売代理店向けのシステム開発を担うために設立された当社。 「日本一安くて良いシステム」(後藤社長)と胸を張る販促ツールを開発し、千代田火災の販売を支えていたという。

社名を表に出すことなく開発に徹したことから、「忍者みたいな仕事だった」(後藤社長)と笑うが、結果としてこの期間に千代田火災の関係者をはじめ、 社内外に人脈を広げることに成功。さらに、オーダーメードや人材提供も可能にするなど、顧客の要望への「対応力」を飛躍的に向上させたのだ。 自信の根拠はここにある。

実は後藤社長、前職でワープロやオフコンなどの営業で活躍しており、もともと「人脈作り」はお手の物。 千代田火災への営業がきっかけで当社の取締役に招かれた、というエピソードが良い証拠だろう。それから2年後、あっという間に社長就任。 「人のつながり」の力を一番に感じているのは社長自身ではないだろうか。

しかし2001年、保険業界にも再編の波が押し寄せ、千代田火災は大東京火災と合併する。 子会社の整理が進むなか、リストラを迫られた後藤社長は、連結から外れて社を守ることを決断。 「『第2創業』みたいなものでしたね」と、当時の大転換を振り返る。

こうして“独立”を果たすも、初めは赤字続きで「5〜6年は辛かった」(後藤社長)という。 しかし3年前、復帰した営業現場で「会社を伸ばすには、技術だけでなく人間性の良さを生かしていくしかない」と一念発起。 社長自ら陣頭に立ち、人脈を生かして受注を重ねた当社は、3期連続増収、黒字化を果たした。

「システム屋も、最後は『』なんですよね。 お客様だから大事にするんじゃなくて、一緒に仕事をするパートナーだから、信頼し合っていかないと!」(後藤社長)と思いを述べる。

近年では、技術のあるパートナー企業を迎え、当社主導で受注したシステムを共同で開発する機会を増やした。これも「つながり」を重視する当社ならではの取り組みだろう。 なお、このパートナー企業の輪は、今後も一層広げていきたいとのこと。

競合ひしめくWeb業界で、多くの「つながり」を持つ強みは大きい。「お客さまが肉屋さんなら、“肉屋さんになって”システムを作っていきたい」(後藤社長)と、 今後も顧客に歩み寄った開発を継続していく意向だ。

(取材・文・東京支社情報部 池亀 和樹)

<会社概要>
株式会社エルバーラ・スイス
企業コード:987858681
東京都品川区西五反田1-25-1 KANOビル7階
電話 03-3490-0139
後藤祥二社長
設立:1994年12月、資本金:2000万
事業内容:システム設計、開発
年収入高:約4億5100万円(2014年3月期)
従業員:26名
https://elevera.net